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夏休みを待ちながらフライング読書

最高気温が更新されていく最近ですが、体の方はなかなか暑さに慣れず、慣れた頃には多分、夏の終わり…全てが時差で訪れるようになりました。

それでもわずかながらの夏休みを楽しみに、厳しい夏前半戦を乗り切らなければ_φ( ̄ー ̄ )

 

毎年夏には観たい映画がたくさんあるのですが、なぜか今年は少なく、9月公開予定の「エウレカセブン ハイエボリューション」を楽しみにしているくらいです。去年は話題の作品が多かっただけに何だか寂しいです。

代わりに来月は落語と講談を聴きにいく予定が入っております。

 

ぼちぼちと夏休み本をためながら、フライングで読んでしまった本。

以前話題になっていたので、ちょっと気にはなっていましたが、「マチネロス」とかなんかあまり好きではない取り上げ方をされていたので敬遠しておりました。

毎日新聞に連載されていた平野啓一郎「マチネの終わりに」です。

 

「結婚した相手は人生最愛の人ですか?」という帯のコピー、恋愛小説という文言にもちょっと抵抗を感じながらペラペラめくってみたところ…一気読みでした。

どこまでもすれ違う二人、決して甘ったるくない恋愛小説。

読み切ってから、これが新聞連載だったのか…さぞや翌日の新聞が待ち遠しかったんだろうなぁ。

「日蝕」が難解だったような印象があったので、この大人の恋愛というかプラトニックラブというか…意外過ぎて驚きました。

結構年配の読者層に「マチネロス」になった人が多いのも頷ける話( ̄∀ ̄)

なかなかの読み応えの一冊でした。

 

 

 

 

マチネの終わりに
平野啓一郎
B01DW23C52

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