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「ルーアンの丘(増補新版)」本を買い取りました。

2017年09月12日 category : 本<高価買取情報> タグ: ,

ルーアンの丘[増補新版]
遠藤 周作
4569838405

買取価格 419円

 

何年かぶりというか、何十年かぶりに読んだ遠藤周作氏のエッセイと日記集。

昭和28年から30年にかけて文壇に登場した新人作家を「第三の新人」という言い方をしました。

吉行淳之介、阿川弘之、北杜夫、安岡章太郎、などなど。もちろん遠藤周作氏も含まれます。

 

この時代の純文学作家は皆面白いのですが、純文学の作品の他に必ずと言っていいほど軽妙なエッセイも合わせて出される方が多かったような気がします。皆さん鬼籍に入られてしまいましたが、作品自体は色褪せる事なく、未だに映画化などもされています。(7月に公開になった映画「海辺の生と死」は島尾敏雄の「死の棘」が原作の一つです。)

エッセイの方ではどくとるマンボウ(北杜夫)、狐狸庵先生(遠藤周作)などニックネームがあったりして、とっつきにくい純文学の作品とはまた違う顔を見せたりしてなかなか充実していた時代だったように思えます。

 

本作は氏の若かりし頃、フランス留学中の日記と恋人フランソワーズへ宛てた「恋文」も収録されたもの。

恋人であったフランソワーズの実姉ジュヌヴィエーヴ・パストル氏から提供された手紙は5通。

帰国の船の中から出されたもの4通と日本に戻ってまもなく出されたものが1通。

キリスト教への深い信仰とフランスでの体の不調(喀血など)と帰国、何か追い詰められたような中での恋人への手紙は切なく、愛に満ち溢れているような気がしました。

 

何でも短文で済ませられてしまう今日この頃、手紙もなかなか素敵なツールではないかと再発見しながら何回か読み返しました。

 

 

 


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