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初春に憧れの人に触れ、気合を入れてみました。

三が日も過ぎ、お正月気分はもういいかな〜、なんて思いながらも体はすっかりお正月…気がつくとなんか食べたりしています。美味しい備蓄があるのがまずいけない…置かなければいいだけの話ですが…年の初めから大反省しつつ…

 

さて今日から仕事始めではありますが、読書始めは元旦から( ´∀｀)

昨年は南方熊楠の記念すべき年でした。上野の国立科学博物館では年またぎで南方熊楠生誕150周年記念企画展「南方熊楠ー100年早かった智の人」2017年12月19日（火）～2018年3月4日（日）を開催中です。

これは機会があればぜひ観たい企画展。詳しくはここからhttps://www.kahaku.go.jp/event/2017/12kumagusu/

あまりの天才っぷりと仰天逸話の多い熊楠です。漫画「てんぎゃん」作岸大武郎「猫楠」作水木しげるなどを始め様々な伝記本も出ています。

色々と読んではいたのですが、最初に出たと思われる本書は未読だったのでこの本が読書始めとなりました。

多汗症であるため山の中を歩くにも裸同然であったと言われる熊楠の上半身裸の写真が表紙となっています。

 

小学生にして「和漢三才図会」を丸暗記してしまったという逸話もある熊楠。

記憶力に関しては物凄かったらしく20年前に少し会っただけの人の名前や同席した芸者さんの名前も全て覚えていたらしいです。頭の引き出しの浅さと奥行きの無さを自覚している私にとっては憧れの人です。

よく知られた昭和天皇への献上品（桐箱などではなく、キャラメルの紙箱）の話なども詳細に語られています。

 

初めて熊楠に触れる人にも是非手にとっていただきたい一冊です。

 

南方熊楠: 近代神仙譚 (河出文庫)
佐藤 春夫