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歴史関係書・エッセイなど101冊を買取。

神社のお参りをする家族を見かける季節になりました。そうです「七五三」です。和服やらドレスやら、可愛いスーツやら、皆様々な出で立ちではありますが、慣れない姿で千歳飴を持っているところは見ているこちらも微笑んでしまうようなところではありますね。

しかし、あの飴の意味がよくわからない…なんで飴?と思っていたら、飴のように寿命も長く伸びるという意味らしいです。なので絵柄があのシブい感じの鶴と亀なんですね。乳幼児の死亡率が高かった昔、子どもの成長というのは神頼みになるような大切な事だったのですね。(紅白の飴が入っているらしいですが、私が子供の頃は白とピンクの不二家のミルキーだったような…)

家族のあり方すらも変わってきている最近、こういう行事はしっかり残って欲しいなぁと思う瞬間でもあります。

 

さて先日の買取の中から一冊。「藤沢周平 残された手帳」遠藤展子著。藤沢周平氏が亡くなってはや20年です。いまだにTV化や映画化されたものをみる機会も多く、未だ色褪せない藤沢作品です。氏の一粒種でもある長女の展子さんの元にあった手帳4冊には最初の奥様を癌で亡くされた時や直木賞を受賞した時などの記録が残っていました。

今改めて本書を読んでみると、まだ8ヶ月の娘さんを残して逝ってしまった奥様への強い哀しみと、育児と会社勤め、そして夫婦で望んでいた作家としての独立など…数々の作品の中に流れる哀しさというものが氏自身の抱えていたものとリンクしていきます。年末年始に改めて作品を読み返してみようと思った次第です。

 

 

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