こんにちは。東京は桜も散り始め、緑がぐんぐん勢いを増しています。「あー、そろそろノミダニ対策をしないといけないなー。」そんなこと考えてる飼い主さんも多いのでは。
これからの季節は生き物たちがどんどん元気になって行くから「ノミダニ対策」とっても重要です。でも一般に言う「ダニ」って「マダニ」をイメージしますよね。
実は意外と見逃しがちな「犬の虫刺されやダニ対策」があるんです！
大好きなお散歩コースの河原。
虫やダニが潜んでいます…。
でもこういうところが大好き！
【人間だけじゃない虫刺され】
人間が山や海に行く時、虫除けスプレーなどを持って行きますよね。庭仕事をする時に必ずやる人もいます。
それはなぜかというと「虫に刺されると刺されたところが腫れたりかゆくなったりするから」ですよね。
なんだ当たり前じゃん、って思う方、たくさんいると思います。でもこれ人間だけじゃないんです。
意外と見過ごしがちな「ワンコの虫刺され」、実は結構あるんですよ。
【虫にさされると結構大変です】
どんな虫に刺されるかというと、それも人間と一緒です。
- 蚊
- ブヨ
- アブ
- ハチ
- アリ
- ツツガムシ
など…
犬の皮膚は人間の皮膚の厚さの1/3程度しかなく、虫に刺された後に症状が残りやすいです。
これを「刺咬症」と言って、刺されたり咬まれたりした場所が炎症を起こしたりすると膿んだりしてしまうほか、とても痒かったりひりひりと痛みを感じたりします。
そうすると犬は気になってどうしても掻いたり、ガブガブと噛んだりしてしまい、症状が良くなるどころか余計に酷くなってしまいます。
こうなるともう自然治癒は難しく、どうしても獣医さんに行って薬をもらってエリザベスカラーをつけて…と、ワンコにもストレスだしお財布にも大打撃。
「たかが虫刺されで！」って思うかもしれませんが、犬だからこそ気をつけたいことでもあるのです。
【とっても怖ーいツツガムシ】
そして上にも挙げた「ツツガムシ」。「え、それって何？」っていう方も多いと思いますが、これは人間には非常に怖いダニの一種なので、これを機会に覚えて置いて下さいね。
ちなみに「つつがなくお過ごしですか？」という日常の何気ない挨拶は、実は「ツツガムシ病にならずにお元気ですか？」という意味が由来となっていて、それほど日本人には身近で古くから恐怖の対象とされて来ました。
ツツガムシは主に草むらなどに潜む、小さな小さなダニの一種で、その中の一部は生まれながらにして「ツツガムシ病リケッチア」という病原体を持っています。
そして人間や犬などの動物が来ると飛びついて来て、運が悪いと寄生されてしまいます。
そして運悪くツツガムシに寄生されて、さらに運悪くそのツツガムシが病原体を持っていた場合、病原体が動物の体内に入って感染します。
感染してもワンコは発病しません！よかったですね…とは言えません。なぜかというと、ワンコから飼い主にツツガムシが寄生してしまうことが多いからです。
ツツガムシ病の潜伏期間は1〜2週間ととても長いので気づきにくく、発病すると4度近くの高熱を出します。
重篤化すると最終的に多臓器不全などを発症して、毎年日本国内でも数名が命を落としているというとても恐ろしい病気なのです。
※ツツガムシは一般的な「ノミダニ対策薬剤」では効果がありません！
【だから虫対策は必須です！】
特にワンコのお散歩中は虫対策が必須です！
- 草むら、河川敷、森や林などをお散歩しない
でもこれは無理がありますし、できたとしても都会だけの対策ですよね。特にワンコは草むら大好きなので、ワンコの楽しみを奪うのもちょっと…。我が家のさくらもお散歩コースは草むらだし河川敷です。 - お散歩中は服を着せる
虫対策だけでなく、紫外線対策にもなるので、スムースコートのワンコは夏場のお散歩はお洋服を着た方が良い場合があります。 - お散歩から帰って来たらお手入れ必須！
何度か記事にしていますが、お散歩から帰って来たら毎日お手入れしましょう！前回の記事を参考にしてね！
犬の春からの皮膚被毛のお手入れです。 - 虫除けスプレーをする
ワンコに虫除けスプレーしてる人、おそらく少ないと思います。でも人間も虫除けしますよね？これが意外に効果あります！
使い方はお散歩の前に全身、特にお腹部分にシュッシュ。全身にまんべんなくむらなくスプレーすればOK。ふんわりと良い香りが漂いますよー。
十分に香ったら、いざお散歩出発！
UVカットの効果もあります。
被毛もサラサラになります。
天然成分だから安心ですよ！
虫除け、UVカット、体臭対策、被毛を保護するなど色々な目的に使えるから便利なスプレー。ワンコと飼い主さんの健康のために、ぜひオススメです＾＾
それではまたね！
緑のじゅうたんが気持ちいい！
大好きなお散歩だからこそ、
万全に対策してあげたいですね。
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