一昔前は庭で犬を飼う人が多かったですが、最近では大型犬でも室内で飼育する家庭も増えているようです。サークルに入れたままではなく、放し飼いにして愛犬が自由に行き来できるようにしておられる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
実は放し飼いが増えるにつれて、室内での事故が増えているのをご存知ですか?たとえば、キッチンに入ってしまってタマネギを食べたり、子供が落としたチョコレートを食べたり、晩酌のお酒を舐めてしまったり…これらの食べ物はどれも命に危険を及ぼすものです。
きちんとできているつもりでも、意外と危険が潜んでいるもの。
そこで今日は安全な室内環境についてお話しようと思います。
【愛犬にとって危険な場所】
キッチン
言わずとも知れた危険な場所。愛犬にとって危険なタマネギやナッツ類、包丁などの調理器具がありますね。調理中には熱した油やフライパンなども危険なものになります。
リビング
コンセントの周辺は安全ですか?使用していないコンセントや老朽化したコンセントは関電の危険があります。また、タバコや電池などの危険物、小さい物の誤飲なども注意しなければなりません。
階段の周辺
股関節の弱いダックスフンドやコーギーは階段の昇降がヘルニアの原因になる事もあります。また小型犬・大型犬を問わず、階段からの落下は大変危険です。階段には近付けないようにしましょう。
洗面所
洗面所には洗剤や漂白剤などの薬品を置いていませんか?まさか開けられないだろうと思っていた扉や引き出しを、いつの間にか開けていることは良くある事です。簡単には開けられないようにするか、または洗面所には近付けないようにしましょう。
ベランダ
ベランダに足場になるような高さのあるものを置いてはいませんか?ごみ箱やプランターなどに乗って外を見ているうちに落下するという事も考えられます。また、小型犬や子犬の場合、ベランダの柵の隙間などから顔を出しているうちに体も通れてしまうこともあります。ベランダに出ている時は飼い主さんが見張るか、ベランダには出られないようにしましょう。
【安全対策グッズをご紹介】
安全のためには沢山見直すところがあると思います。
中でも私自身が自宅に設置している安全対策グッズについてご紹介したいと思います。
ベビーゲート
赤ちゃんが危ないところに入れないようにするベビーゲート。これは愛犬のためにも使えます。
跨ぐタイプと扉タイプ、他には蛇腹のようになった柵も。うちはキッチンには扉タイプ、L字型のリビングに横長の柵タイプを使用しています。
階段の入り口にゲートタイプの柵を設置しているご家庭もよく見ます。
コンセントカバー
使っていないコンセントの差込口にはすべて付けておきましょう。コンセントごとカバーするタイプと差込口一つ一つに差し込むタイプがあります。
滑り止めマット
フローリングは滑りやすくて危ないですよね。子供のうちや足が短く銅の長いタイプの愛犬は股関節を痛めやすいので、滑り止めのマットを敷いておきましょう。
いかがでしたでしょうか。いつも見慣れている部屋の中には、実は危険がいっぱい潜んでいます。愛犬の目線で危険なものが落ちていないか、しっかりと確認しましょう。