0ヶ月の授乳トラブル ~幸せな授乳タイムのために~

ママとベビーがとっても密接な関係を築くことができるもののひとつに、授乳がありますね。初めてのベビーだと、ベビーもママもおっぱい初心者でうまくいかないことがたくさん。わたしも新生児期の授乳は憂鬱になることがありました。

 

おっぱいが出にくい?

ママが抱えるおっぱいトラブルで最初につまづくのが、そもそも出が良くないということ。このトラブルを改善するためにママが取り組めることとしては、食生活や生活スタイルの見直しや、めげずに何度も吸わせてみる、などでしょうか。

 

食生活は妊娠中に気をつけていたことを引き続き気をつけてみましょう。高カロリーなものは控えたり、アクのよく出るものを避けたりね。入院中の産院での食事をお手本にして真似てみるのもいいかもしれません。米、野菜・豆類、脂身の少ないお肉などを摂らせようとしてくれてましたよね。水分を十分にとることも忘れないように。水やお茶を意識してとりましょう。授乳期の水分不足は便秘も招きかねないので。

また、母乳は寝ている間につくられるので、ベビーといっしょにしっかり休息をとりましょう。実際に眠ることが難しければ、横になるだけでも体は休まります。ストレスも母乳の出に影響するという話も聞きます。ただでさえ育児に奔走しているママにストレスを貯めないでとは言えませんが、ベビーのねんねの間に好きな音楽を聞いたり、ゆっくりお風呂に入ったりしてリラックスできる時間が持てるといいですね。最近では母乳の出を促すハーブティーなんかもありますね。自分のお気に入りのものが見つかったら、そういったものでのんびりティータイムを持つのもいいかもしれません。

 

産院での授乳講座では、おっぱいマッサージや授乳の姿勢、ミルクの作り方などを教わったのではないでしょうか。産後すぐの頃のママの乳首やおっぱいは、固いことが多いです。ヒマさえあればマッサージをしておきましょう。出産を控えているママは、予定日が近づいてきたら産院に相談して始めてください。乳汁の分泌は子宮収縮を促すこともあるのでね。おっぱい自体が柔らかくなってくると、ベビーが口に含むことができる範囲も広がって吸いやすくなります。乳首の形がフィットせずベビーが吸いづらそうにしているときは、乳頭保護器や搾乳機など、便利なものにも頼りましょう。

母乳の出がよくないと、吸っているベビーの方が疲れて寝てしまったり、なんで出ないの!と機嫌を損ねて泣くこともあります。誰にでもあります。ここはベビーとママとの根競べ。もちろん、嫌がっているものを無理やり吸わせるのは体力も時間もかかるし、何よりママの心が折れてしまいそうになりますが、体勢を変えたり抱っこをはさんだりしながら、できるだけベビーに吸ってもらいましょう。

 

わたしは乳首がなかなか伸びなくて入院中から乳頭保護器が手放せず、新生児の間はずっと使っていました。洗浄したり消毒したりと手間がかかると思いつつ使っていると、1ヶ月ほどで乳首が伸び、保護器なしでもベビーが吸えるようになってきました。しかし、次に待っていたのが乳首の痛み。実際に出血することもあり、この痛さでは直接授乳が難しいと思い、またも保護器が活躍。保護器を着けると直接吸われるわけではないので、かなり痛みが削減されました。乳首の傷が回復すると、保護器なしで吸ってもらって、また痛くなってくると保護器、と繰り返しているうちに、上手に直接授乳できるようになってきました。

 

量は足りてるの?

はっきりと量を測ることのできるミルクと違って、母乳はどのくらい飲んだのか確かめることが難しいですね。入院中は産院のスケールを借りることもできたけど、自宅ではそうもいきません。飲み量が足りているのかわからなくて不安なママもいるのではないでしょうか。

授乳中にいつまでもおっぱいを離したがらなかったり、授乳感覚が1時間以内などあまりに頻回である場合、飲み量が足りていない可能性が考えられます。成長段階にもよりますが、きっちり管理してもらっていた入院期間中と比べて、おしっこの回数・量が極端に減っていたり、うんちが出ない日が続くなどした場合も、飲み量が足りていないのかもしれません。ですが目安として分かりやすいのは、やはり体重の増え方です。心配な場合は、まずは2週間健診、その後の1ヶ月健診でお医者さんに相談してみましょう。

 

母乳の出には遺伝や体質など、ママがいくら気をつけていてもどうにもならないこともあります。毎回自分が直接授乳することが難しいママだっていますよね。ミルクにしたり、便利な道具に頼ったり、自分たちの生活の中でベビーのためにできる一番良い授乳方法を選んでいきましょう。

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柴子育児中の専業主婦

投稿者プロフィール

現在31歳、育児中の専業主婦です。2014年12月に第一子・女児を出産いたしました。記憶が新しいうちに、妊娠・出産についてなど、現在妊娠中の方 への情報発信で役に立てることができればと思い、執筆活動をしております。よろしくお願いします。

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