ありがたいイクメンパパ!…でもまだまだ難しい?

イクメンという言葉をよく耳にするようになったのはこの数年ほどのことでしょうか。ニュアンスとしては、育児休暇を申請するパパを筆頭に、育児を楽しみつつ積極的に参加するパパ、という感じですね。もちろん育児に奔走するママの代わりに家事を手伝ってくれるパパも含まれます。

パパがイクメンだと…

ちょっと疲れているときにオムツ交換を率先してやってくれたり、ごはんの用意をしてくれたりすると、ママの体はもちろん、心も軽くなったりしますね。それに加えて、最近の統計では、非常にゲンキンな話ですが、ママが妊娠・出産を機に退職せず産休・育休をとって仕事を続けた場合、ママが定年を迎えるまでに多いところでは3億円ほどの差が出てくると言われています。一昔前では考えられなかったかもしれませんが、職場での女性の待遇が男性のそれを並んできているということですね。

「今日は保育園のお迎え当番だから」と定時にあがって行くパパさんも増えていると聞きます。

でも参っちゃうこともある

パパが育児に積極的なのは嬉しいことですが、あるところの調査ではママが育児ストレスを感じたときにパパにしてもらいたいことの第1位は「励ます、ほめる、慰める」が実に6割を占めたという現実もあります。汚れたオムツの処理や、哺乳瓶の洗浄、洗浄したならその後のシンクの後片付けなど、育児と家事は切り離せないところがあります。普段から家事にも協力的なパパならいざ知らず、さあイクメンになるぞと言われてもベビーの関わることだけお手伝いしてもらったのでは、かえってママの仕事やストレスが増えてしまうことにもなりかねません。

また、近年「パタハラ(パタニティーハラスメント)」という言葉を耳にするようになってきました。マタハラにつぐ言葉で、奥様の妊娠・出産に積極的に協力しようとするパパに対するハラスメンを指すのだそうです。実際に、職場の同僚男性が育児休業を取得することに対して不快感を抱く男性は少なくないのだとか。

育児をすすめていく際に、職場と相談することが重要であるというのも、なんだかさみしく、悲しい話ですが、現実的に考えると、家族を守っていくためにお仕事はとっても重要ですからね。パパの気持ち、ママの気持ち、職場との兼ね合いなど、気持ちよくベビーとの新生活を迎えられるよう、やはり話し合いが大切です。

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柴子育児中の専業主婦

投稿者プロフィール

現在31歳、育児中の専業主婦です。2014年12月に第一子・女児を出産いたしました。記憶が新しいうちに、妊娠・出産についてなど、現在妊娠中の方 への情報発信で役に立てることができればと思い、執筆活動をしております。よろしくお願いします。

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