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鉄腕アトムの歌が聞こえる

2015年07月26日 category : スタッフおすすめ本 

鉄腕アトムの歌が聞こえる ~手塚治虫とその時代~
少年画報社創業70周年記念出版

橋本 一郎

◆昭和30年代生まれの少年たちの心をわし掴み!
大ヒットTVアニメ「鉄腕アトム」の知られざる誕生秘話!!
◆永久保存版! 貴重な昭和のマンガ文化史。
あの「虫プロ」や「トキワ荘」の秘蔵カラー写真も収録!
◆「COM」・「ガロ」世代が落涙! 永島慎二氏が描いた超お宝漫画「ぼくの手塚治虫先生」24ページ収録!!
◆その他、赤裸々なホンネと独白と秘話が満載!!

 

少年画報は、少年画報社から出版されたまんが週刊誌、その後少年キングと名を代えたが、今では休刊となって幕を閉じている。
「ワイルド7」「銀河鉄道999」「超人ロック」「まんが道」「湘南爆走族」など名の通った漫画も数多く連載されていた。

「マガジン」「サンデー」に続いて、日本で三番目に創刊された週刊少年誌である、その後の「チャンピオン」「ジャンプ」と並んで五大週刊少年誌の一角を担ったが、部数的には常に最下位だった。

そんな不遇ともいえる少年キングだが、ヒット作も世に多く出している。その歴史とというか背景はきっと面白いに違いない。

「銀河鉄道999」は一大ブームを巻き起こしたほどのメガヒットだった。

「ワイルド7」は長期連載されたが、当初はその設定で批判を受けたようだ。

「まんが道」は藤子不二雄Aの自伝とも言える作品で当時の漫画家の生活やトキワ壮の仲間たちも描かれている。

「アポロの歌」はその内容から有害図書にしていされたそうだが、のちにアニメ化される「ふしぎなメルモ」に繋がっていったと思われる。

手塚治虫の短編は、少年キングに掲載されたものも多い。手塚治虫は言わずと知られた漫画の神様だが、「ブラックジャック創作マル秘話」に代表されるようにそのエピソードは非常に多い。少年画報、少年キングに関わるエピソードもきっと大いに違いない。

数々の名作やメガヒットを送り出すも歴史に幕を閉じた少年キング、その足跡は偉大であり、悲しい。
手に取ってみたい一冊だ。

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