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いよいよ来るぞ!! ゆうちょ株

2015年10月08日 category : スタッフおすすめ本 

いよいよ来るぞ!! ゆうちょ相場でイヤになるほど儲けたければ株を買いなさい

櫻井 英明(著/文 他)

今秋に上場が確実となった「日本郵政」「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」の3社。
過去のバブルも大型上場が引き金でした。
いよいよ大相場の到来です!!
わかりやすい解説で個人投資家から人気の著者が、市場の読み方見極め方、まだまだ伸びる株の選び方を教えます!

 

1987年、日本に一大株投資ブームを引き起こしたNTTの上場。官営の電電公社が民間企業「NTT」になった瞬間、その価値に多くの投資家が飛びついた。
今から30年ほど前の話だ。覚えている方も多いに違いないし、大儲けした方も、大損した方もおられるだろう。

そしてNTT上場に匹敵するといわれる日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命の郵政3社の上場日が11月4日に決定した。上場が近づくにつれ、上場へ向けた動きも見えてきたこの3社。郵政3社の新規公開株(IPO)に興味がある方にはお勧めの本だろう。

現在は、財務省が100%株式を保有する「日本郵政株式会社」が、いわゆる郵政3社と呼ばれる「日本郵政」「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命」の株式をすべて保有するという経営形態を取っている。この郵政3社の概要を簡単にみると。

「日本郵政」は郵政3社を傘下とし、郵便・銀行代理業・生命保険代理業をメインに事業を行っている。グループ全体では44万人の従業員を抱える巨大企業だ。しかし、ゆうちょ銀行、かんぽ生命が将来はグループ傘下から外れることを考えると、残る事業は「日本郵便」の郵便事業のみとなる。日本郵便は全国に店舗数25,000弱の郵便局という販売チャネルを有している。

「ゆうちょ銀行」はその名の通り、銀行業務を行うのを主な活動とし、2015年3月期の決算発表では貯金残高は178兆円と、現在の日本の銀行でトップの規模である三菱東京UFJ銀行の139兆円をに越えている。上場すれば一躍銀行業界のトップに躍り出るだろう。

「かんぽ生命」もその名の通り保険業務を行っているが、総資産額は民間の大手保険会社にも劣らない規模を持っており、こちらも上場すれば保険業界の大手になることが見込まれている。

「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命」の金融2社は、日本郵政上場後、日本政府が保有している全株式の即時売却を行う予定であるため、完全民営化される前に上場に向けた民間競争力を高める動きが考えられる。それが、ゆうちょ銀行の預け入れ限度額、かんぽ生命保険の加入限度額の引き上げで、2015年8月時点で政府の郵政民営化委員会は本格的な議論に入っている。

ただ、上場前の日本政府が株式を保有している状態での限度額引き上げは、民間金融機関の預金からゆうちょ銀行に流入する恐れがあり、全銀協をはじめ銀行業界全体で反発の動きが大きい状態らしい。

素人にはなかなか判らず手が出せない、うっかり手を出して大損するのも怖い。かといって黙って見ているのも癪である。
この本を読んで勉強しよう!!

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