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文芸書など61冊を買取

初夏の気持ちのいい風を感じる今日この頃、過ごしやすい夜には読書もすすみます(^∇^)

今年は水上勉生誕100周年、ゆかりのある「若州一滴文庫」(福井県おおい町)では様々なイベントが開催予定されているようです。一時期たくさん読んだ思い出があるのでまた読み返すきっかけになりました。

しかし人の記憶というのは曖昧なもので読んだつもりの「飢餓海峡」あらすじを読んだら、まるで知らない話!映画にもなっているのでそちらも予告を観ましたが、初めて観た!(何故か緒形拳の「鬼畜」と間違えていた節が…)

なので週末のは名作と言われている映画の方を観てみようと思っています。

 

さて先日の買取の中にあった中から一冊、「人間タワー」朝比奈あすか著。

タイトルは小中学校の運動会などで行われる組体操、一時期危険性が高いので禁止にするとか話題になっていましたね。読んでいくとわかるのですが「ピラミッド」と「タワー」はどうも異なるようで、スペインの「人間の塔」と呼ばれるものはユネスコの無形文化遺産に登録されるほど歴史があるものだそうです。

運動会の組体操が有名な小学校が舞台、生徒や先生、そしてそれを見るのを楽しみとしている父兄や施設の老人など。様々な立場の人から6個の短編が描かれ一冊となっています。

危険性から組体操に反対する父兄ややりたくない生徒もいたり、様々な意見のやりとりや先生の葛藤。

それぞれに主張する意見の理由があるわけですが、これってどんなイベントを運営する時にも当てはまるような気がして、色々と考えるところのある本書でした。

 

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