青森県八戸市の古本屋さん
古本屋さん巡り、今回は青森県八戸市の巻です。
青森県は日本海にも太平洋にも面している本州最北端の県です、八戸市は太平洋側の人口22万の街。
東北でも比較的雪の少ない地域です。
2016年のユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に認定された「八戸三社大祭」(はちのへさんしゃたいさい)
が今月31日から来月5日まで開催されます。豪華絢爛な山車が短い東北の夏を華麗に彩ります。
さて祭りで盛り上がる八戸市の古本屋さんの前に、ここには東北最古の書店があります。
創業明治18年の伊吉書院さん、元々は創業者の伊藤吉太郎さんが私財を投じて小学校への文庫巡回などを行っていたそうです。
現在も書店と郷土の出版事業を行っています。
さて文化の香り高い八戸市ですが、老舗の古書店は見つからず、大型チェーン店がぼちぼちとある感じ、と目についたのが、「八戸ブックセンター」さん。
本屋さんみたいな名称ですがちょっと違うのです。
コンセプトは
八戸に「本好き」を増やし、八戸を「本のまち」にするための、あたらしい「本のある暮らしの拠点」
ということで運営されているとの事。
セレクトブックストアのコーナーはこんな感じ。
当然販売だけではなくて、読書会ブースや缶詰ブース(落ち着いて執筆するためのブースだそうで、長時間座っても疲れにくい椅子が置かれているらしいです)も設けてあります。
読書会では話題の「月の満ち欠け」が6月使われた模様。
7月24日から9月24日の期間中は青森ゆかりの寺山修司(弘前市出身)、ギャラリー展『寺山修司 言葉の森』も開催されています。
読む人も書く人も増やし、また本で町を盛り上げようとする試み。
官民双方向での本に向けた取り組み、こういう活動は各地に拡がるともっと面白くなりそうですね。
八戸ブックセンターのHPはここから→https://8book.jp
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さて次回の古本屋さん巡りは宮城県の予定です。