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動物にだって心がある!・・?

2015年09月24日 category : スタッフおすすめ本 

なぜ犬はあなたの言っていることがわかるのか 動物にも“心”がある
ヴァージニア・モレル(著/文 他), 庭田 よう子(翻訳)

魚になるってどんな感じだろう、と考えたことはあるだろうか。あるいはオウムやイルカ、ゾウになることは? 彼らは私たちと同じように考え、悲しみ、愛情を持つのだろうか? 科学者たちはいま、この疑問に答えようとしている。最新の研究によって、アリが教育すること、ラットはくすぐられるとよろこぶこと、犬が1000語ものボキャブラリーを持ち、インコは寝ている間に歌を習得することが次々明らかになってきた。

 
動物には心があるのだろうか。
心と感情が同義語になるとするのであれば、言葉で話せないだけで、動物だって実は人間みたいに笑ったり怒ったり考えたりしているのかもしれない。

動物の、喜んだり、怒ったり、警戒している様子を見ることは確かにある、しかし彼らと我々と同じレベルでは見れないのも確かだ。やはりコミュニケーションとして言葉が通じないことが大きいと思う。このあたりの議論は知性になるのかもしれない。

動物を人間の赤ちゃんのレベルで考えたらどうだろう、彼らは人間の赤ん坊レベルの感情や知性を持っているのだろうか?

たとえば、頭の良い猿が居る、でも彼はどこまで人間に近いんだろう。
言葉が喋れなくても、行動で表さなくても、動物たちは人間の行動を観察して、心の中で考えている、人間の行動を呆れたり、嘲って笑ったりしている、そんな想像はできないだろうか?

そんな疑問に答えてくれそうな本だ。

人間と他の動物の違いは何処にあるのだろうか?過去に絶滅した動物たちも含め、世界中のあらゆる動物の中で、なぜ人間だけがこのような感情を持ち得たのだろうか、考えてみれば不思議である。

頭の良い魚、あるいは鳥がいたって実はおかしくは無いのではないかと思う。脳の発達が言葉の発達を生んで、感情の発達という連鎖であるならば、二本足歩行で大きな脳を支えられる体の構造となった人間が感情を得ることができたということになる。
それならば海中の哺乳類、クジラなどはもっと大きな脳を持ち得たのではないかと思う。

いわゆる科学が進んで、生物だって只の科学反応レベルにまで分解して考えられる昨今だ。遺伝子の複雑さの違いだけで心のある、なしも説明できるのだろうか?心、感情、理性、知性も所詮は科学反応であるならば、タンパク質を主成分としていれば人だろうが動物だろうが昆虫だろうが植物だろうが、皆一緒だ。

いずれにしても、動物だけでなく、植物にだって感情があるとも言われている。昆虫だって感情が無いとは言えない。人間おごるるなかれ、ではなかろうか。

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