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本日6月29日は「星の王子さま」の日、フランスのサン=テグジュペリの誕生日だった事から( ´∀`)

1900年(明治33年)生まれ、44歳の時に写真偵察機で単独飛行中に地中海上空で行方不明に…本人のブレスレットは引き上げられたものの遺骨はいまだに見つかっていないそうです。

ちょうど手元に本があったので開いてみると、花と喧嘩して自分の星を飛び出した王子が色々な星を訪れるのですが、3番目の星にいたのは「呑み助」

「なぜ酒なんかのむの?」と尋ねる王子に「忘れたいからさ」と答える呑み助、何を忘れたいかを尋ねる王子に呑み助が答えるのですが…2Pしかないシュールなやりとりの中にすごいものが詰まっています。(気になる方は是非読んでいただきたい)

 

可愛い挿絵も著者によるもの、絵本に近い扱いのわりには小学上級生以上対象とあります。

実際は大人が読んでも手応えがある本。手元に置いて何度も読み返す本ですね。

こういう何度も読み返せる本を持っているというのはとても幸せな事なのではないかと…

 

 

さて先日の買取にあったのが「ある男」平野啓一郎著 /文藝春秋社。2019年キノベス(紀伊国屋書店スタッフ推しのやつ)第2位でもあった本書、前回読んだのは「マチネの終わりに」福山雅治主演で映画化され話題にもなってました。

今回は甘口では無かった!再婚した相手が事故で亡くなってしまった里枝と、その相談相手の弁護士の城戸。二つの家族が同時進行、死亡した夫が戸籍の人間とは別人であったというところから始まるのは一見ミステリーのよう、なぜ別人にならなければいけなかったのか、家族とは愛とは何か?読み進めていくと…見事に文芸作品でした。(途中に結構ピリッと来る部分があり、油断できません)

 

梅雨時の夜は少し落ち着いて、しっかり読み込める本に触れるのも良いかもしれませんね。

久しぶりに「夜間飛行」や「人間の土地」(サン=テグジュペリ著)を読んでみたくなりました。

 

 

 

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